無事終了いたしました。
残りあと2日半となりました。「物語る風景」展、好評開催中です。ぜひ実物をご高覧ください。
1点ずつですが、作品紹介を。
加藤哲 「緩やかな境界線」F8号/キャンバス、油彩、ウレタン
*インスタレーション作品がメインの加藤さんによる平面作品。搬入時、キャンバスを掛けた後、その場で(立体的な)白い「境界線」が設けられました。いたって感覚的。
白濱雅也 「理想の家(水辺)」大衣サイズ/パステル
*初めてのパステル作品。一見どこにでもある当たり前な風景ですが、犬小屋が大きいのか、周囲が小さいのか。パステル独特の柔らかい配色が美しい、トリッキーな作品。
須貝美和「night attraction」 160×273mm/ミクストメディア/2013
*以前描かれていた鶴ヶ島ののどかな夜景から、新作は街の風景へ。この作品は本郷から湯島の辺りを描かれたそうで、遠景の観覧車は後楽園のようです。岩絵具や色鉛筆など、様々な素材を自由に使いこなしていらっしゃいます。
藤沢彦二郎「遠くへ」 350×240mm/キャンバス、アクリル
*何度か展示いただいている藤沢さんのリアリズム描写は、とにかくかっこいい。加えて仕上げの仕事が美しく、誰もが写真と見間違えます。滑らかなグラデーションを、アクリルで、しかも筆で描かれているそう。驚愕!!卓越した「光の画家」さんです。